無理なく働くためのスモールステップと支援の使い方

「作業訓練」を積む

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「ASDなそら」管理人のそらです。

ASD(自閉スペクトラム症)当事者の視点で、
仕事・生活に役立つ情報を発信しています(^^)

うまくいかない日が続くと、

つい「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまうことはありませんか?

心・体が限界に近いときに必要なのは、

さらなる努力ではなく「少しずつ整える工夫」です。

特に、発達障がい/精神的な不調を抱えながら働こうとしている人にとって、

毎日の生活を安定させること自体がひとつの挑戦です。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

調子が良い日/悪い日があるのは自然なことです。

それを前提にした「続けられる仕組み」を作ることが大切です。

どんなに調子が揺れる日があっても、

自分のペースで少しずつ進むことはできます。

「焦らず」「諦めず」地に足のついた「続ける力」を育てていきましょう。

この記事では、以下について触れます⬇️
  • 「小さな行動の積み重ね」「サポートの活用」という2つの柱
  • 「無理なく」前に進むための考え方/実践方法

「できること」を「小さく始める」意味

「行動を変えよう」と思っても、現実にはなかなか続かないものです。

特に、発達障がい・精神的な不調を抱える人にとって、

「変化」そのものがストレスになることがあります。

だからこそ大切なのは「いきなり頑張る」のではなく

「小さく始める」という考え方です。

科学的根拠について

心理学では『「いきなり頑張る」のではなく「小さく始める」』という考え方を

「スモールステップ法」と呼びます。

人間の脳は、達成体験を積み重ねることでドーパミンが分泌され、

「もっとやってみよう」という動機が自然に生まれる仕組みを持っています。

反対に「理想を大きく掲げて挫折する」経験を繰り返すと、

自己効力感が下がり、行動がますます難しくなってしまいます。

たとえば・・・
  • 「毎日30分運動する」➡️「1日1分だけ体を動かす」
  • 「すぐ完璧な文章を書く」➡️「まず1行だけ書く」

意識的にハードルを下げることで、成功体験を積みやすくなる


「スモールステップ法」について⬇️

本的な支援原則「スモールステップによる支援」
国立障害者リハビリテーションセンター、発達障害情報・支援センター


「小さな積み重ね」が「脳に与える効果」

行動を小さく分けることは、

単なる「気の持ちよう」ではなく、科学的にも有効です。

脳の報酬系は、「行動→成果→快感」のサイクルが短いほど活性化します。

つまり「小さな行動を繰り返す」ほど、達成感を得やすく、

継続のモチベーションが保ちやすくなるのです。


この仕組みは「習慣化」にも直結します。

習慣とは「努力ではなく」「自動化の過程」です。

行動がルーティン化されるまでの期間は平均66日ほどといわれています。

この間に「小さな成功」を繰り返すことで、

脳が「これは自分にできることだ」と認識していきます。

こうした積み重ねが、やがて大きな変化を生みます。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

短くまとめると、こうなります⬇️

「コツコツ」「ぼちぼち」「のんびりと」

私の好きな言葉です(*^^*)


「支援を受ける」は「弱さ『ではない』」

「自分ひとりで頑張ろう」とする人ほど、

疲弊しやすい傾向があります。

特に注意したい人
  • 責任感が強い
  • 人に頼るのが苦手

サポートを受けることを「甘え」と感じてしまうことがあ

しかし、サポートの活用は「自立のための仕組み」です

たとえば…
  • 就労移行支援
  • 障害者雇用
  • カウンセリング
  • 医療
  • ピアサポート など

このように、社会にはすでに多様な支援が整備されています。

それらを「必要なときに使う」ことは、自己管理の一部であり、

自分の力を長く発揮するための手段です。


また、サポートを活用することで、

行動のハードルが一段下がることがあります。

たとえば…
  • 週に1回スタッフと振り返る
  • 作業環境を一緒に整える
  • 通院の記録を共有する

行動の継続を助ける「外部の支え」になる

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「誰かを頼る」

これは精神的にダメージを負っているほど、できなくなります


行動を維持する「見える化」「振り返り」

小さな行動を積み重ねるとき、

もう一つ大切なのが「見える化」です。

人は「抽象的な努力」よりも、

「視覚的な成果」に「反応しやすい」傾向があります。

たとえば…

具体的な形で自分の行動を「見えるようにする」ことが効果的

カレンダーにシールを貼る

アプリで記録をつける

メモ帳に「✔」
(チェックマーク)をつける

研究によると、これらを行う人は行動の継続率が高く、

また「やっている感覚」が得やすくなるため、

意欲が維持されやすいとされています。


加えて、週に一度などのペースで「できたこと」を振り返る習慣をつくると、

自分の変化に気づきやすくなります。

人はネガティブな記憶を「強く」残しやすい傾向があるため、

「まだできない」ばかりに意識が向かいがちです。

しかし、客観的な記録をもとに振り返ることで、

「確かに少しずつ進んでいる」と実感しやすくなります。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

できたことを振り返っても、

「まだまだやれる…」と思ってしまいますよね。

私もそうです…

この時こそ「他人を頼る」出番です(^^)


「サポートを活用する」行動の組み立て方

行動の積み重ね・支援の活用を組み合わせると、

変化はより安定します。

「スモールステップ法」を元に、

以下の3ステップで考えると整理しやすいです。

ステップ1:「行動の最小単位」を決める

たとえば…

大きな目標;「就職活動を進める」

⬇️ 分解する

「1日1件、求人を眺める」


▲「どんな職種がいいか考える」
➡️「考える」ではなく『紙に書く』

ここで重要なのは「行動が明確であること」です。

「頑張る」「考える」といった抽象的な言葉ではなく、

「見る」「書く」「送る」など、具体的な動作として定義することです。

ちよっと「ひと言」

「これくらいできて当たり前」という考え方に注意しましょう。
自分を否定してしまうと、
スモールステップの意味がなくなってしまいます。
自己肯定感を育てるためにも、

ステップ2:支援者と共有する

行動計画をひとりで抱え込まず、

「支援者」「家族」「職場の上司」などと共有しましょう。

共有することで、行動に対する「社会的な期限」が働きます。

また、他者の視点が入ることで、現実的な調整も可能になります。

助言が「自己過信による疲弊を防ぐ」ことができる例

このペースでは、厳しいかもしれませんね…

ただ、別の方法もありますよ

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「他者視点」が生きていくうえで非常に大切です

ステップ3:定期的に点検・修正する

行動の積み重ねは、あくまで「過程」です。

うまくいかない時期があっても、それは失敗ではなく、次の改善のきっかけです。

支援者との面談・自己記録の見直しを通して、

「どの部分が負担だったか」「どの支えが役立ったか」を整理しながら、

ペースを柔軟に調整していきましょう。


「支援を受ける力」=「自己理解の土台」

支援を受ける力そのものも、一種のスキルです。

これは単に「助けを求める勇気」ではなく、

「自分にどんなサポートが必要かを理解する力」と言い換えることができます。

自己理解が深まると、

支援者とのコミュニケーションも円滑になり、

結果的に行動の継続率も上がります。

たとえば…

指示が多いと混乱するから、1つずつ説明してもらえると助かる

文字情報より口頭での説明のほうが理解しやすい

疲れやすいから、短時間の作業をこまめに挟みたい

具体的に伝えることができるようになると、支援がより機能するようになる


「継続」と「休息」のバランス

行動を積み重ねるうえで、忘れてはいけないのが「休息」です。

継続を意識しすぎると、いつの間にか「やらなければ」に変わってしまい、

義務感がモチベーションを奪ってしまうことがあります。

本来の目的は「自分をよりよく保つこと」であって、

「行動そのものを続けること」ではありません。

人間は、休むことで学習内容を整理し、行動の定着を強化します。

心理学的には「休息による統合(consolidation)」と呼ばれる現象で、

睡眠・リラックスの時間が、行動の成果を脳内で定着させるのです。

つまり、休むことも「成長の一部」です。

「休息による統合」について、詳しくは⬇️

「社会的サポート」と「支え合い」の循環

支援の活用を考えるとき、

もうひとつ重要なのが「支援は一方向ではない」ということです。

自分が支援を受ける側にいても、別の場面では誰かの支えになることがあります。

「支え合いの循環」が生まれると、サポートが「単なる助け」ではなく、

「コミュニティの一部」として機能するようになります。

社会的なつながりが強いほど、

心理的な安定感・自己肯定感が高まるという研究結果も多くあります。

たとえば…
  • 同じ支援機関に通う仲間との交流
  • 当事者同士で経験を共有する

他者への励ましにつながることがある

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

身近な例が「会社で働く」ことです。

障がい者雇用では「助けられる側」になりがちですが、

実は「社員の負担を減らしている」

「助けている側でもある」のです。


「小さな積み重ね」が「生きやすさ」をつくる

  • 日々の行動を積み重ねる
  • 必要なときに支援を活用する

この二つの柱は、発達障がい・精神疾患を抱える人に限らず、

あらゆる人の「生きやすさ」の土台になります。

大きな変化を目指すよりも、小さな変化を繰り返すほうが、

心身への負担は少なく、長期的に安定した成長が得られます。

支援を受けながら一歩ずつ進めば、

それは確実に「自分の力」として積み上がっていきます。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

たとえ「1日1分」でも、

それを「100日続ければ100分」になります。

「ちりも積もれば山となる」のです。


おわりに;「一人で抱えず」「他人の力を借りよう」

  • 行動は「小さく始める」ことで継続しやすくなる

  • 小さな達成体験が「自己効力感」「習慣化」を支える

  • 「サポートの活用は自立の一部」であり、弱さではない

  • 「記録」「振り返り」による「見える化」が継続を支援する

  • 支援を受ける力 =「自己理解」「コミュニケーションのスキル」

  • 「継続「休息」のバランスを大切に

  • 「支援の循環」が、生きやすさの社会基盤をつくる

日々の小さな一歩は、目立たないかもしれません。

けれども、その積み重ねこそが、確かな安定と成長を生み出します。

「焦らなくていい」「一人で抱えなくていい」

あなたが今日、小さな行動を起こすことー

それが、明日を生きやすくする最初の一歩です


そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

読んでいただきありがとうございます。

質問などあれば、お気軽にコメントしてくださいね。

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