片付けが続かない人へ:小さく区切る習慣

ステップ2|生活リズムの再構築

「ASDなそら」管理人のそらです。

ASD(自閉スペクトラム症)当事者の視点で、
仕事・生活に役立つ情報を発信しています(^^)

こんな経験はありませんか?

片付けたいけど、面倒くさい

やり始めても、途中で疲れてしまう…

何から手をつければいいのか、わからない

多くの人が、掃除や片付けを前にして立ち止まってしまいます。
特にASDやADHD、身体障がい、精神障がいなどを持つ人にとって、
片付けはハードルが高い作業です。

たとえば…
  • 「どこから始めればいいか」わからない
  • 「決断に時間がかかって」疲れてしまう
  • 感覚過敏で「ホコリ」「臭い」に耐えられない
  • 「体力」が続かない

これらは「性格の問題」ではなく「特性・環境の影響」です。
つまり、工夫次第で必ず乗り越えられます。

この記事では、障がいの有無を問わず
「無理なく片付けを進めるためのステップ」を紹介します。

「まずは」「現状を知る」ことから

片付けが苦手な人に共通しているのは
「自分の部屋の状態を正しく把握できていない」ことです。

そこでおすすめなのが「スマホで写真を撮る」ことです。

写真を撮る「メリット」
  • 「第三者目線」で、部屋の状態を把握できる
  • どこに何があるのか「視覚的に」確認できる
  • ビフォーアフターが残り「達成感」につながる

「散らかっている」と漠然と考えるより、
写真で見る方が冷静に向き合えます。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

この時点で片付けを始めなくてもOK。
まずは「撮るだけ」でいいのです。

「使う」「使わない」に分ける

写真を見ながら物を「使うもの」と「使わないもの」に分けましょう。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「これだけのごみが…」
「捨てなきゃ…」

このとき「すぐに捨てなくてもいい」
そう思うことが大切です。

「取っておいたら、使うかも」
「思い出は捨てられない」
そう感じてしまうのは当然です。

私もなかなか捨てられません ^^;

「使う」「使わない」の考え方
  • 1か月以内に使いましたか?
    • YES ➡️ 残す
    • NO ➡️ 1か月後に再点検、それでもNOなら捨てる
  • 「いつか使うかも…」
    • 手放しましょう、ほとんど使いません
  • 思い出の品
    • 取っておく
    • 「写真に残して」処分するとGOOD
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

思い出が「ものとして」残っていると、
なかなか捨てられません。

しかし「手元にあっても邪魔」
そう感じたら、写真を撮り、
いつでも見返すことができるようにしておくと、
処分しやすくなります。

「疲れやすい方へ」アドバイス
  • 「タイマー」を設定する
    • 「10分」など、短い時間で
  • 無理のない姿勢で行う
    • 床に座ってする など
  • 1日1カテゴリーだけ、片付ける
    • 例:文房具だけ、本だけ
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「全部を1日でやる」のではなく
「区切ってやる」ができるようになるカギです。

例;今日は「机の上」の「書類」だけ
〃;明日は「机の上」の「趣味に関する」「フィギュア」だけ

不要なものを手放す/捨てなくてもいい方法

仕分けが終わったら、不要なものの行き先を決めましょう。

たとえば…
  • フリマアプリで「売る」
  • リサイクルショップに「持って行く」
  • 寄付する
    • 「衣類」「タオル」など|業者などへ
    • 「文具」など|施設などへ
  • 友人に「譲る」
  • 捨てる
    • お住まいの自治体ルールを、確認しましょう

各リンクから、公式ホームページへ飛べます

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「捨てるのは、嫌だなぁ」という方は、
「捨てる前に」「売る」「譲る」を優先すると
心理的負担が減ります。

現在では「捨てる」手間より
「売る」「譲る」ほうが手軽です(^^)

「定位置」を決める

不要なものを処分したら、残した物を整理します。

「配置」の仕方;机の場合
  • よく使うもの ➡️ 手の届く範囲に
  • 同じ種類のものをまとめる
    • 「文房具」「書類」など
  • 収納アイテムを活用する
    • 「買いすぎには注意」
    • 文房具 ➡️ ペン立て、
    • 書類 ➡️ クリアファイル など
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「決まった位置」を決めることで、
片付けが「考える作業」から「戻すだけの作業」に変わり、
ぐっと楽になります。

特に障がい者の方には、
「定位置を決める」ことは「片付けする」うえで
最も大切で効果的と考えています。

一度決めたら「次の掃除まで、場所は固定」し、
「目印をつける」「メモしておく」などの対策をしましょう。

「小さく区切る」習慣

掃除や片付けは「全部やろう」とすると挫折します。

たとえば…
  • 今日は机の上だけ
  • 明日はクローゼットの半分
  • 床は1平方メートルずつ
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「小さな成功体験を、積み重ねる」ことが
精神疾患の方には、極めて重要です。

これができるようになると、
今後の人生に「良い影響」が大いにあります(*^^*)

「疲れやすさ」「集中の難しさ」に対応する「工夫」

障がい特性を持つ人にとって、
掃除・片付けは「疲れ」や「集中の途切れ」が大きな課題です。

それらを解消するために、以下の方法をおすすめします。

たとえば…
  • 「タイマー」を利用する
    • 「10分作業」「休憩」を繰り返す
  • 「音楽」などを「聞き流しながら」片付ける
    • 気分を紛らわせる
  • 「マスク」「手袋」を使う
    • 感覚過敏を軽減
    • 使いたくない人;無理に使用しない
  • 掃除グッズは最小限にする
    • 選択肢を減らして迷わない

「掃除」の「実践」ステップ

ここからは「物を片付ける」を終えたあと、
「掃除する」について紹介します。

掃除は「汚れを取る」作業。
片付けと違い、汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。

「掃除」の流れ
  1. ホコリを取る
    • 「ハンディモップ」を使用するとGOOD
  2. ゴミを集める
    • 袋にまとめる
    • 「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」など、仕分けに注意
  3. 掃除機をかける
  4. 床を拭く
  5. 必要に応じて消毒・除菌
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

ここでも「いきなり全部を1日で…」
そんな考えは不要です。
「今日はホコリを取るだけ」でもOKです。

慣れてくれば、1日でできるようになります。

ちなみに、掃除は「上から下」にやるとよいです。
ホコリが落ちてくると、面倒ですからね…


「キレイ」を維持する「習慣化」のヒント

片付けは「終わり」ではなく「続けること」が大事です。

たとえば…
  • 使ったら「元の場所に戻す」
  • 「1日5分だけ」片付ける
  • 月に1回、写真を撮って「見直す」
  • モチベーションが下がったら「ほんのちょっとした」「ご褒美」を設定
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「習慣化」には「小さな成功体験」はうってつけです(^^)

掃除・片付けがもたらす「効果」

「掃除「片付け」をすると、生活全体に良い変化が生まれます。

たとえば…
  • 「物を探す時間」が減る
  • 部屋が整って「気持ちが落ち着く」
  • 「睡眠の質」が上がる
  • 「作業効率」が上がる

片付けは単なる「部屋をきれいにする作業」ではなく、
「自分の生活そのものを整える」行為なのです。

「無理なく続ける」ために覚えておきたいこと

  • 一度に全部やらなくていい
  • 完璧を目指さなくていい
  • 進みが遅くても「やめないこと」が大切
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

片付け・掃除は「一気にゴールするマラソン」ではなく
「毎日の散歩」のようなものです。

ここまで「朝散歩」「料理」「掃除」と
「回復の歩み」を進めてきたあなたには、
分かっていただけると思います。

小さな一歩を続けることで、
気づけば快適な空間が手に入ります。

おわりに;「今を知り」「続けていくこと」が大切

  1. ✅ まずは「スマホで写真を撮る」
  2. ✅ 「使う/使わない」に分ける
  3. ✅ 不要品は「売る」「譲る」「捨てる」
  4. ✅ 必要な物は「定位置」を決める
  5. ✅ 掃除・片付けは「小さく区切って」取り組む
  6. ✅ 維持は「1日5分」から
  7. ✅ 無理なく続ける
  8. ✅️ 快適な生活空間を手に入れる

掃除も片付けも、
特性や体調に合わせた工夫をすれば、必ず「できる」ようになります。

まずは次のお休みに、スマホで写真を1枚撮ることから始めてみましょう。


そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

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