「ASDなそら」管理人のそらです。
ASD(自閉スペクトラム症)当事者の視点で、
仕事や生活に役立つ情報を発信しています!
私たちが生きていく中で、誰もが何かしらの苦しみを抱えています。
- あなたも、他の誰かも、実感がないかもしれません
- ですが、周りの人が突然打ち明けてくれることがあります
苦しみの内容は人それぞれで、共感できることもあれば、
理解できないこともあります。
その中であなたができることは、
少しでもその苦しみを軽くするために手を差し伸べることです。

トラウマとは?
トラウマとは、次のような心の傷を指します。
- 圧倒されるような体験によって心に深い傷を負うこと
- 心身に反応が現れる(例:不安、怒り、抑うつなど)
- 主に次のような体験から生じます
- 自然災害(地震、津波など)
- 身体的(精神的)虐待
- 虐待、犯罪
- 交通事故、性暴力など
自分の経験
私自身、いくつかのトラウマを経験してきました。
- 中学校でのいじめ
- 高校での不登校
- 大学での不登校、留年、休学、中途退学
- 家族内の不和
これらの経験がどれも強い心の傷を残しました。

人間関係とトラウマ
特に、トラウマに関連する経験で多いのは「人間関係」です。
- いじめや家族関係の悪化
- 人間関係が崩れることで心が壊れていく
- 「普通の人」からかけ離れてしまう感じ
これらは簡単に回避することはできません。
自分の力だけではどうにもならないことが多いのです。

トラウマを乗り越えるために
では、トラウマをどう乗り越えていくのか。
少しずつでも改善していくための方法を紹介します。
1. 頭の中でぐるぐる考える
- トラウマを経験した後、どうしても頭の中で考え込んでしまうことがあります
- その時は無理に解決しようとせず、
まずは心を落ち着けて自分の感情を受け入れることが大切です

2. 何にでもいいから書き出す
- 苦しい気持ちや思いを「紙に書く」ことは非常に効果的です
- ノート、メモ帳、広告の裏、何でもOK
- 思ったこと、感じたこと、起こった出来事をそのまま書き出す
- 書くことで、第三者の目線で冷静に物事を見られるようになります

アプリを使う方法もおすすめ
- スマートフォンのメモアプリを使って、手軽に書き出すこともできます
- 「ColorNote」などのアプリを使うことで、いつでもどこでも簡単に記録できます
3. 書いたものを見返してみる
- 数日後に書いたものを読み返してみましょう
- 自分がどんな言葉を使っていたのか、驚くことも多いはずです
- 自分が感じていたことを俯瞰することで、心の整理ができるようになります

4. 誰かに話す
- 文章にすることができたら、その後は誰かに話してみることも大切です
- 近くに話せる相手がいれば、気持ちが楽になることもあります
- もしも話すのが難しい場合、専門的なサポートを受けることをおすすめします
- いのちの電話(0120-061-338)
- 「生きづらびっと」
- 相談窓口を活用するのも一つの方法です

5. プロに相談する
- 友人や家族ではなく、専門のカウンセラーや心理士に相談することで、
より客観的なアドバイスをもらえます - 自分が思いもしなかった視点から問題を捉えてもらえることがあります

立ち直るために
ゆっくりでいいから立ち上がろう
トラウマを経験したからといって、すぐに立ち直れるわけではありません。
それは当たり前のことです。
- 数日間、寝込んでしまうこともありますが、
焦らずに回復を待ちましょう - 何度も書き出し、話し、整理していくことで、
少しずつでも立ち直ることができます
自分を責めないこと
- トラウマから回復するには時間がかかることを受け入れ、
自分を責めないようにしましょう - どんな小さな進歩でも、それは大きな意味があります
最後に 「あなたは、本当に、ひとりじゃない」
トラウマを乗り越えるのは一朝一夕にはいきませんが、
一歩ずつでも確実に前に進んでいけます。
もし今、苦しんでいるあなたがいるなら、決して一人ではありません。
書いて、見返して、誰かに話してみてください。
それが、少しずつでも心の回復に繋がります。
私はあなたが立ち直ることを心から願っています。
あなたのペースで、一歩一歩、進んでいきましょう。
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