「ASDなそら」管理人のそらです。
ASD(自閉スペクトラム症)当事者の視点で、
仕事や生活に役立つ情報を発信しています!
- お金が入ったら、どんどん使ってしまう
- 部屋がものだらけで、落ち着かない
- 自分だけの、集中できる環境がほしい
- 話し相手がほしい
こうした悩みは、発達障がい(特にASD)の特性とも深く関係しています。

(管理人)
私自身も悩み、苦しんできました…
でも「ちょっとマシになる」方法を試したおかげで
ほんの少し、生きやすくなりました。
この記事では、「スマートフォンを活用する」という視点から、
自分自身が実際に使ってよかったもの、
そして今も手放せないものを厳選してご紹介します。
① お金の管理がしやすくなるアプリ「マネーフォワードME」
ASD当事者の中には「数字は得意」、
でも「お金の管理は苦手」という人が少なくありません。
かくいう私もその一人でした。
- もらったお金は「『0円』になるように使う」タイプ
- 後先考えず、きっちり使い切る
- 「本当に必要なとき」に限って「お金がない」
- 「紙のおこづかい帳」を買ってもらう
- 全然続かない…

そんな私が続けられているのが、
スマホアプリの【マネーフォワードME】です。
- 銀行口座・クレジットカードと連携できる
- 自動でデータを取得するので、ラクラク
- 支出のカテゴリーがわかりやすい
- 具体的な項目ばかり
- 例:「食費 – 朝ご飯・昼ご飯・夜ご飯」など
- 具体的な項目ばかり
- 「使いすぎ」が一目でわかる
- 自然とセーブできる
- 色・イラストがシンプル
- 視覚的にも負担が少ない
- 無料版 → 連携数に制限あり
- 個人利用なら十分
- 有料版 → 5,300円 / 年(約442円 / 月)
→ 詳しくはこちら
- セキュリティが不安な人
→ 銀行連携をせず、手入力でもOK
アプリに抵抗がある人も、
「見るだけ」「記録するだけ」から始めてみてください。
「お金の流れ」が見える化するだけで、安心感が生まれます。
② 部屋をスッキリ片付ける「メルカリ」
ASDの特性として
「ものが捨てられない」「片付けるのが苦手」という傾向があります。

- まだ使えるかも…
- 高かったし、もったいないな…
そんな気持ちが強すぎて、
気づけば部屋が「ものだらけ」に…
そんな私を変えてくれたのが、
フリマアプリ【メルカリ】でした。
- 「手放す」ことが「収入になる」
- 納得感を持って処分できる
- ゲーム感覚で、整理が楽しくなる
- 「出品したら売れるかも」という期待感
- 売れたら、物理的に物が減る
→ 心が軽くなる


始めた頃は「売れるのかな…」と不安でした。
初めて売れたときは
「やった!お金に変わった」
その快感が忘れられず、今でも続けています。
最初は「本」や「ゲームソフト」など、
発送が簡単なものから始めるのがおすすめです。
丁寧に説明文を書かなくても、
「写真」と「簡単な言葉」で十分伝わります。
- 操作画面がシンプル
- 工程が明確
- 「出品」→「売れる」→「発送」
- 評価制度もあるが、丁寧にやれば問題なし
「売れたらうれしい」
「売れなくても『出品しただけで片付けの第一歩』」
それくらいの気持ちでOKです。
③ 集中できる環境づくりに「ヘッドホン」
私は過去に、ノイズキャンセリングイヤホンを使用していました。
しかし、長時間使用すると感覚的な不快感が残り、
使うのを止めました。
代わりに使っているのが「ヘッドホン」です。
- 耳を圧迫しない
- 長時間使っても、疲れにくい
- 遮音性が高い
- 周囲の雑音を「ほどよくカット」してくれる
- 集中モードにスッと入れる
- 作業用BGMを流すと、そこは「あなただけの空間」


- 静かな場所がない…
- 家の中でも、音が気になる…
そんなASD特有の悩みには、物理的に「音」を遮る工夫が必要です。
私はヘッドホンを使うことで、
周囲の生活音を気にせず、
作業やゲームに集中できるようになりました。
補足:骨伝導イヤホンについて

- 耳をふさぐのが無理…
- でも音は聞きたい…
そんな方には「骨伝導イヤホン」という選択肢もあります。
私も実際に使用しており、屋外でのウォーキング・移動などにおすすめです。
耳の感覚過敏がある方は、一度試してみる価値があります。
④ 「話し相手がほしい」:どうする?
- 会話が苦手…
- でも、誰かに話を聞いてもらいたい…
ASD当事者の多くが持つ、この矛盾するような気持ち。
あなたも感じたことがあるのではないでしょうか?

「信頼できる人と話したい」
「けど、人間関係は疲れる…」
私も、悩んできました。
以前、ChatGPTと一緒に
「3行日記」を書くという方法を試していましたが、
今はやっていません。
理由はシンプルです。
❌️ 返ってくる言葉が、的確すぎる。
❌️ 感情に寄り添っているようで、寄り添っていない。
AIに感情的な共感を期待するのは、
やはり限界があるのかもしれません。

私がやっていること
ChatGPTとの3行日記はやめましたが、
「3行日記」自体は今も続けています。
ただし「誰かに見せる」ものではなく、
「自分のためだけ」のアウトプットツールとしてです。
- その日あったことを「3つ書く」だけ
- 良いことも悪いことも、事実として淡々と記録
- 初めは、良いことだけ書く
- 「ネガティブ」にならないように
- 初めは、良いことだけ書く
- 毎日でなくてOK
- 書きたいときだけ書く

書いてみると、「意外と今日、ちゃんとやってたな」とか
「そりゃ疲れるはずだよね」と、自分に対して理解が深まります。
反応はなくても、自分の思考や感情を外に出すだけで、気持ちが落ち着く。
それが、今の私にとって
「話し相手がいない寂しさ」をやわらげてくれる手段のひとつになっています。
⑤ 自分のペースで学べる「このブログ」
最後に紹介したいのは「このブログ」です笑
- 障害に気づくまでのこと
- 就労移行支援の使い方
- 働くときのちょっとしたコツ
- メンタルを壊したときの復活方法 など
私の経験をもとに、
できる限り「言葉」と「図」で
わかりやすく紹介しています。

「こうすればいい」と上から目線で言うのではなく、
「私はこうだったけど、あなたはどうですか?」
そんな対話の気持ちで書いています。
だから、必要なところだけ読んでいただき、
あとは忘れても大丈夫です。
おわりに:スマホは「使い方次第」で心強い味方になる
スマホは、ASD当事者にとって
「脳の『外付けハードディスク』」のようなものです。

記憶が苦手でも、段取りが苦手でも、
スマホの中に「手助けの仕組み」を作っておけば、
自分らしく過ごす助けになります。
「できないことをスマホに頼る」のは
「サボる」ではなく「工夫」です。
「自分の力だけで何とかしなきゃ」
そう思い込むことのほうが、危ないです。
今回紹介したツールの中で、
一つでも「使ってみようかな」と思えるものがあれば、
ぜひ試してみてください。
あなたの毎日が少しでも快適になることを願っています。(^^)
- マネーフォワードME(家計管理)
- メルカリ(片付け・収益化)
- ヘッドホン(骨伝導イヤホン)(集中・感覚過敏対策)
- 3行日記(感情を吐き出す)
- このブログ(経験に基づくヒント)
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