ASDの強みを活かすPC活用法

はたらく

「ASDなそら」管理人のそらです。

ASD(自閉スペクトラム症)当事者の視点で、
仕事・生活に役立つ情報を発信しています(^^)

今や、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在です。

スマホでできること
  • 検索
  • 動画視聴
  • 音楽
  • 買い物
  • メッセージのやり取り など

日常の多くのことがスマホ1台で完結します。

特にASD(自閉スペクトラム症)の当事者にとって、
視覚的に操作できるスマホはとても便利で、安心できるツールのひとつです。

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そら
(管理人)

しかし、それだけで満足してしまうのは、
実は「とてももったいない」ことなんです…

特にASD当事者の特性を活かす上で、
パソコンはスマホにはない
多くのメリットをもたらしてくれます。

本記事では、スマホとパソコンの違いから始まり、
パソコンがもたらす可能性、そして具体的なステップまでをわかりやすく解説します。

スマホとパソコンの決定的な違い

スマホとパソコン(=PC)には、似た機能も多くあります。

スマホ・パソコンの共通点
  • インターネットに接続できる
  • 情報を調べられる
  • 文字を入力できる など

しかし、以下の点で大きな違いがあります。

作業効率の差

  • 画面の大きさ
    • PCは、作業領域が広い
    • 情報を一度にたくさん表示できる
  • 操作のしやすさ
    • 「キーボード」「マウス」を使える
    • より正確かつスピーディーな操作が可能
  • 通知の少なさ
    • 頻繁に通知が来て、集中を妨げられることは少ない
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そら
(管理人)
  • 画面が大きい
    • モニターにつなげることも可能
  • 「ローマ字」で入力
    • スマホの「フリック入力」もメリットはあるが…

特に上記2つは、スマホと比べて非常に大きいポイントです

できることの幅の広さ

スマホが「見る」ツールだとすれば、
PCは「作る」ツールです。

たとえば…
  • 文書作成
    • レポート、ブログ、日記
  • 表計算
    • 家計簿、データ整理
  • 資料作成
    • プレゼンテーション、ポスター
  • プログラミング
  • 動画編集
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そら
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これらは、ASD当事者が社会で活躍するための
「アウトプット力」を伸ばす手段になります。

この中にはスマホでできるものもあります。
ですがPCでやってみると、快適度は天地の差です

ASD✕パソコン作業の相性

ASDの方に多く見られる特性には、以下のようなものがあります。

  • 「手順が決まっている」作業が得意
  • 「興味があること」に対して強い集中力を発揮する
  • 「視覚的に整理された情報」を理解しやすい

これらの特性は、PC作業と「非常に相性が良い」です。

「作業内容が明確」「手順通りに進められる」タスクは、
ASDの強みを引き出します。

また「大きな画面」「マルチウィンドウ」の活用によって、
混乱を減らし、視覚的な整理もしやすくなります。

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そら
(管理人)

スマホだと「小さな画面」「1つの作業」になり、
アプリ間の往復が、非常に面倒です。

PCだと「大きな画面」「複数のタスク」ができます。
複数の仕事を同時進行できることは、
ASDにとって「過集中」を生む原因にもなるので、
注意が必要です

パソコンが「難しそう」と感じる方へ

でも、パソコンって難しそう

結局、スマホで十分じゃない?

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そら
(管理人)

そう感じるのは自然なことです。
私も、普段生きているにはスマホだけで十分事足ります。

ただ「働く観点」からは、PCが圧倒的に優位なのです。

それでも「難しい」と感じる方へ。
まずは触ってみるところから始めましょう。

さいしょの一歩:触ってみる

確認したいこと
  • マウスの動き
  • キーボードの打ちやすさ
  • 画面の印象 など

触れてみることで「慣れ」が生まれます。

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そら
(管理人)

私の最初の体験は、
父が使っているPCを借りたことでした。

パソコン購入のアドバイス

実際に「購入したい」なら、
以下のポイントを抑えておきましょう。

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そら
(管理人)

初めての方には「必要最低限の機能」がそろっていればOKです。
高額モデル、ハイスペックPCは不要です。

手に入れたら:最初にやること

初期設定

これが最初の壁になることが多いですが、心配はいりません。

スマホで「パソコン 初期設定 方法」などと検索すると、
画像付きでわかりやすく解説された記事や動画がすぐに見つかります。

検索例「windows 初期設定」

タイピングの練習

どんなに高性能なPCでも、
文字入力ができなければ力を発揮できません。

練習方法
  • メモ帳を開いて、文字を打ってみる
  • 「ローマ字入力」から覚えると、スムーズに慣れます
  • e-typing」など、練習サイトを活用する ⬅️ 特におすすめ
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

「ローマ字を習った」、
「ローマ字のルールを知っている」方は、
キーボードの配置さえ覚えれば良いのです。

最初はミスが多くてOKです。
誰でも間違うことはあります。
今の私でも、ミスすることが日常です。

大切なのは「慣れること」です。

スキルアップ:自分の「好き」を伸ばそう

文字入力に慣れたら、
自分の特性に合ったツールを使ってスキルアップしましょう。

Googleドキュメント

  • 文章が好きな人におすすめ
  • ブログ、日記、企画書などに活用

Googleスプレッドシート

  • 数字・表が得意な人向け
  • 家計簿、予定表、データ整理などに使える

Canva(キャンバ)・Googleスライド

  • 視覚的な表現が得意な人に
  • プレゼン資料、SNS画像、チラシ作成に活用
そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

紹介したツールは「すべて無料」で使えます。

操作も比較的シンプルです。

パソコンスキルが仕事につながる

パソコンを使えることで、次のような仕事に挑戦しやすくなります。

たとえば…
  • 事務作業
    • データ入力 など
  • Webライティング
  • ブログ運営
  • オンラインショップ運営
  • SNS運用
  • プログラミング
  • 動画編集

はじめは趣味の延長で構いません。
小さな「できた」の積み重ねが、仕事につながる大きなステップになります。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

特に就労移行支援では、
パソコンスキルの向上を重視する傾向が強く、
実践的なスキルとして役立ちます。

その中でも、以下3つを使えるかどうかで
仕事の選択肢がより大きくなります。

  • Word (Googleドキュメント)
  • Excel (Googleスプレッドシート)
  • Powerpoint (Googleスライド)

おわりに:パソコンは「あなたの世界を広げる鍵」

スマートフォンは便利ですが、それだけでは届かない世界があります。

パソコンを使うことでできること
  • 自分のペースで学び、働ける
  • 「作る力」を育てることができる
  • 社会参加の選択肢が広がる

ASDの特性を持つ方にとって、
パソコンは「安心して自分らしく生きる」ための強力な道具です。

そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

最初は難しく感じるかもしれません。

でも、それは誰もが通る道。
焦らず、少しずつ、一歩一歩進んでいけば大丈夫です。

「スマホ」で検索しながら、
「パソコン」を学び、一緒に成長していきましょう(*^^*)


そら<br>(管理人)
そら
(管理人)

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