こんにちは。そらです。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性は、
職場で難しさを感じる原因にもなりますが、
同時に独自の強みにもなります。
自分の特性を理解し、それを活かす働き方を見つけることが、
充実したキャリアへの鍵となります。
今回はその具体的方法を紹介してきます。
コツコツ実践していけば、必ず道は開けますよ。
自分の特性を知る
ASDの特性は個人によって異なりますが、
いくつかの共通点があります。
- 集中力の強さ
- 一つの課題に深く没頭できる能力
⇔反動で披露が多く溜まる
- 一つの課題に深く没頭できる能力

- 詳細への注意
- 細かな情報を正確に処理できる
⇔自身に興味のないことは見向きもできない
- 細かな情報を正確に処理できる

- ルーティンの好み
- 安定した、予測可能な環境を好む
⇔突然の変更には弱い
- 安定した、予測可能な環境を好む
これらの特性を理解することで、
自分に合う仕事や働き方を見つけやすくなります。
では特性を知るために、どう探せばいいのでしょうか。
- 自己分析ツールを使う
ストレングスファインダーは特にオススメです。
リンク
- 成功体験を振り返る
過去の成功したこと・得意だったことから共通点を見つけてみましょう。
今うまく行っているものでもOKです。

- 興味のあることに挑戦する
どんな小さいことでも構いません。
やってみることが一番大切です。- 気になっていたお店に行ってみる
- ずっと読みたかった本を買ってみる
- オンラインで相談する
SNS、オンラインコミュニティを利用し、
他の人とチャットする中で共感した部分・参考になったところを
自分と照らし合わせてみましょう。

- 専門の人からアドバイスをもらう
地域の就労支援センターに相談し、
自分の特性を話の中で見つけていくことができます。

適切な職場環境を作る
長く働くためにも、自分に合った環境づくりが重要です。
- 騒音・視覚的な刺激の少ない静かな空間
- 同じ空間に人が少ない(見えない位置にいることができる)
- エアコンなどの音が気にならない

- 明確な指示
- 「こそあど言葉(これ、それ、あれ、どれ)」を使わない
- 方向指示は指で行う
- 予測可能なスケジュール
- パット見ですぐわかるようにしておく
書き出したり、予定管理アプリ(例:Googleカレンダー)を使う - 変更されてたとしても
あなたが慣れた業務にして身体的・精神的疲労を抑える
- パット見ですぐわかるようにしておく
- 柔軟な働き方
- 在宅勤務(テレワーク)ができる
- 短時間から働き始めることができる

- 上司や同僚への特性の説明と理解を求める
- サポートされる方々が「ジョブコーチ」であると安心です
詳しくはこちらから → https://www.jeed.go.jp/disability/person/job01.html - 社内で定期的に「障がい者理解」のセミナーなどを
開いているとよりよいです
- サポートされる方々が「ジョブコーチ」であると安心です
効果的なタスク管理
ASDの特性を活かしたタスク管理方法を紹介します。
- シンプルで明確なタスクリストの作成
- 専用アプリ(例:Google ToDoリスト)で管理すれば簡単です
- 1日3つまでの優先タスクに集中
終わらせておきたいことを上司に聞くと、よりはっきりします
- ポモドーロ・テクニックなどの時間管理方法の導入
ポモドーロ・テクニックとは- 25分作業する(1つの事に集中する)
- 5分休憩する
- 4回繰り返したら15〜30分の長い休憩を取る
コミュニケーションの工夫
職場でのコミュニケーションを円滑にするためには
以下が特に大切です。
- 具体的で明確な表現を心がける
- 曖昧な指示は確認する
上記2つは上司だけでなく、自分もそうするように意識しましょう
- 必要に応じて文書でのコミュニケーションを活用
- すぐにメモが取れる状態にしておく
- iPadなどのモバイル端末を使う

- 相手の意図を確認する習慣をつける
- 例:「〇〇ということなのでしょうか?」と聞き返すとよいです
自己成長と長期目標
持続可能なキャリア形成のためには
下記を毎日コツコツと続けていくことが大切です。
- 小さな目標から始める
- 1日を健康に過ごす
- 朝起きたら2度寝しない
- フィードバックを前向きに受け止める
指摘されたことがマイナスであっても
「自分にはまだ伸びしろがあるんだ」と思いましょう
- 自分の得意分野を伸ばす
- まず、あなたが得意なことをしっかり把握しておきましょう
- あなたの好きなことと重なるとより成長できます
- 継続的な学習と自己改善
- あなた自身のこと・障害のことを定期的に振り返りましょう
- 弱みは無理に直そうとしない(致命的なものだけは時間をかけて直していく)
最後に
ASDの特性はときに「障害」となり得ます。
しかし、それを上手に使えるようになれば
「障害」は素晴らしい「武器」になります。
完璧を求めすぎず、自分のペースを大切にしながら、
一歩ずつ前進していきましょう。
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