発達障害とお金の管理:知識格差を埋めるために

発達障害

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あなたは子どもの頃、勉強が得意でしたか?

「はい」と答える人もいるかもしれませんが

「苦手だった」「できれば避けたかった」と感じていた人も多いのではないでしょうか。

私自身も、学校の授業についていくのが難しく、

勉強にはあまり良い思い出がありませんでした。特に、

発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)があると、学習スタイルが合わず、

理解が追いつかないこともありますよね。

しかし今になって思うのは、「知っていること」と

「知らないこと」の差は、人生において非常に大きな影響を与えるということです。

特に、お金の知識は、私たちが安心して暮らしていくために欠かせません

そして、発達障害の特性を活かせば、

お金の勉強は意外と得意になれる可能性があるのです。

「知識格差」は人生を左右する

「知っている」か「知らない」か——

その違いは、想像以上に大きな影響を与えます。

例えば、

お金の知識がある人正しい貯金方法や投資の仕組みを知っている
          ➡️資産を増やすことができる

お金の知識がない人無駄な支出をしてしまったり、損をする金融商品を選んでしまう
          ➡️なかなか貯蓄ができない

この差は年々広がっていき、最終的には

「お金に余裕がある人」と「ずっと生活が苦しい人」に分かれてしまうのです。

お金の知識がないまま大人になると、どうなるでしょうか?

例えば、クレジットカードの使い方を間違えたせいで、

気づかないうちに借金が膨らんでしまうこともあります。

クレジットカードの落とし穴:「リボ払い」に要注意!

クレジットカードはとても便利な道具ですが、

正しく使わないと危険です。特に注意すべきなのが、

「リボ払い(リボルビング払い)」という仕組みです。

リボ払いとは?

リボ払いとは、毎月の支払い額を一定額に固定する仕組みのことです。

例えば「毎月の支払いを5,000円に設定する」と、

一見すると負担が少ないように思えます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

リボ払いには高額な手数料(年利15%前後)がかかるため、

支払いが長期化し、最終的に多くのお金を支払うことになってしまうのです。

リボ払いを使うとどうなるの?

例えば、

✅️あなたが10万円の買い物をして

✅️リボ払いで「毎月5,000円ずつ支払う」と設定した、とします。

この場合、支払う金額の内訳は次のようになります。

  • 初回の支払い:5,000円のうち1,250円(利息)、3,750円(元本)
  • 次回の支払い:元本の残り96,250円に対して再び15%の利息が発生
  • 支払いを続けても、なかなか元本が減らず、
    最終的には支払い総額が12万円以上に!

本来は10万円の買い物だったのに、2万円以上も余分に払うことになってしまうのです。

参考:一般社団法人 日本クレジット協会

クレジットカードは「一括払い」に!

クレジットカードを使うなら「『必ず』一括払い」に設定しましょう

一括払いであれば、手数料(利息)が発生しないため、

余計なお金を支払わずに済みます。

また、次のようなルールを決めておくと、より安心して使うことができます。

銀行口座にあるお金以上の買い物はしない
クレジットカードの支払いは必ず一括払いにする
クレジットカードの明細を毎月確認する

「リボ払いは絶対に使わない」と決めておけば、

借金が膨らむリスクを避けることができます。

発達障害の特性を「お金の管理」に活かす

発達障害のある人は

🟢「変化に弱い」

🟢「決まったルールの方が安心する」といった特性を持つことが多いです。

この特性をお金の管理に応用すると、強力な武器になります

例えば、

✅️毎月の固定支出を決めて、それ以外は使わないようにする

✅️収入の一定割合を貯金するルールを作り、毎月自動で積み立てる

✅️ボーナスや臨時収入は、使わずに貯めると決めてしまう

こういったルールを一度決めてしまえば、

あとは毎回考えなくても自動的にお金が貯まる仕組みができるのです。

「変化に弱い」という特性があるからこそ、

一度習慣化すれば、途中でやめることがなくなります。つまり、

お金の管理が得意な人になれるのです

今日から実践できる!お金の勉強法

では、具体的にどうやってお金の勉強を始めればよいのでしょうか?

① お金に関する本を読む(解説動画を探してみる)

初心者におすすめの本は、

  • 「バビロン大富豪の教え」(お金の基本ルールが学べる)
  • 「お金の大学」(貯金や投資の基礎がわかる)
  • 「金持ち父さん 貧乏父さん」(資産を増やす考え方が学べる)

本を読むのが苦手なら、YouTubeで解説動画を探してみるのも良い方法です。

② 毎月の支出を把握する

自分が何にどれくらいお金を使っているのかを記録してみましょう。

家計簿アプリを使うと、簡単に管理できます

私が実際に使っているアプリは「マネーフォワードme」です。
(さわると外部リンクに飛びます)

③ 収入の一部を自動で貯金・投資する

毎月の給料が入ったら、最初に貯金や投資用の口座に一定額を移動するようにしましょう。

こうすることで、自然と貯蓄が増えていきます。

④ 無駄な支出を減らす

  • サブスク(サブスクリプション)の見直し
  • コンビニでの買い物を減らす
  • 不要な保険を解約する

こうした工夫をするだけで、月に数千円〜数万円の節約が可能です。

まとめ〜今日が人生で一番若い日!

「お金の勉強は難しそう」と思っていた私でも、

少しずつ学びながら実践することで、お金を管理できるようになりました。

大切なのは「知っている」と「知らない」の差を埋めることです。

今から一歩踏み出して、お金に強い自分を目指してみませんか?

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