ASD必見!伝わる話し方&質問力の鍛え方

はたらく

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職場や日常生活で

言いたいことがうまく伝わらない…」と感じたことはありませんか?

特に、ASD(自閉スペクトラム症)当事者の場合、

  • 相手の意図をくみ取るのが苦手
  • 伝えたつもりなのに伝わらない

といった問題に直面することが多いです。

私は就労移行支援での経験から

「話す技術」をレベルアップさせることが大切だと実感しました。

この記事では、「説明力」と「質問力」を向上させるための

具体的な方法を詳しくご紹介いたします。

コミュニケーションスキルの大切さ

🔹「聞く力」と「話す力」どちらが大切?

私は 「話す力」 に重点を置くことをおすすめします。

特にASD当事者の場合、

❌ 相手の意図をくみ取るのが苦手

❌ 伝えたつもりなのに伝わらない

そういった問題を抱えがちです。

💡 解決策は「説明力」と「質問力」を高めることです

なぜ「話す力」が重要なのか?

一般的に「コミュニケーション能力」と聞くと、

「聞く力」が重要視されがちです。確かに、

相手の話を正しく理解し、適切に反応することは大切です。

しかし、ASD当事者の場合「相手の意図を読み取る」ことよりも

「自分の意図を伝える」ことの方が難しい場合が多いのです。

例えば、職場で上司から指示を受けたとき、

  1. 「なるほど」と思って作業を始めた
  2. しかし、後で「指示の意図と違うことをしてしまった」

という経験はありませんか?

これは「聞き取れなかった」のではなく、

「理解したことを相手に確認しなかった」ことが原因かもしれません。

「質問力」を高めることが重要

話す力を向上させるためには、単に自分の意見を述べるだけでなく

  • 相手に伝わる説明ができるか
  • 相手の意図を正しく理解するために質問できるか

という視点が大切です。

そのために、次の2つを意識するとよいでしょう。

  1. 説明力を高める(自分の考えや行動を具体的に伝える)
  2. 質問力を高める(相手の意図を正しく理解するために確認する)

語彙力を増やして説明力を向上させる

よくある困りごと

🔸 支援施設の新しい利用者に作業を説明したが、うまく伝わらない
🔸 職員さんに質問しても、うまく伝わらない

「ちゃんと説明した『つもり』」でも、

相手にとっては大切な部分が抜けていることが多いです。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

「つもり」の落とし穴

ASD当事者は頭の中で論理的に考えるのが得意な場合が多く、

「自分が理解している=相手も理解できる」と思い込みがちです。しかし、

実際には相手が持っている前提知識や理解力は自分とは異なるため、

意図が正しく伝わらないことがあります。

例えば、以下のような場面を想像してみてください。

あなた「ここに書類を置いておいてください」

相手「え?どこに?」

あなた「そこに!」

この場合「ここ」「そこ」などの抽象的な言葉ではなく、

「右側の棚の一番上に置いてください」のように、

より具体的な表現をすることで、伝わりやすくなります。

語彙を増やすための実践方法

📌 シンプルな練習方法

紙に書いて、いつでも見える場所に置く!
(昔ながらの方法ですが、意外と効果的です)

私は就労移行支援で毎日書く「日報」の目標欄に、

「説明するときは具体的な言葉を使う!」と大きく書きました。

また、日常的に新しい言葉を意識するために、次のような方法も取り入れました。

  • 「今日はどんな言葉を使ったか」振り返る
  • 「抽象的な言葉」を「具体的な言葉」に置き換える練習をする
  • 説明する機会を増やす(人に話す、文章を書く)

すぐに効果を実感!

その日、新しい利用者ではなく

別の施設の職員さんに作業を説明することになりました。

💡 意識したこと

具体的な言葉を使う(物の名前、位置を明確に)
身振り・手振りを活用する(物の位置を示すなど)
実際に作業をして見せる(視覚的に補う)

その結果…

「バッチリでしたよ!」と即フィードバックをもらえました!
自分でも納得のいく説明ができました!

語彙力を増やすために意識すべきこと

1日で劇的に語彙力が増えることはありません。
コツコツと積み重ねることが大切です!

毎日できること⬇️

新しい言葉を1つ覚える
具体的な言葉を意識して話す
身振り・手振りを活用する

📌 実践のポイント

  • 「これは伝わるかな?」と考える習慣をつける
  • 抽象的な表現を具体的な表現に言い換える
  • わかりにくい表現を避け、視覚的に伝える工夫をする

まとめ

🎯 ASD当事者におすすめのコミュニケーション向上のコツ

具体的な言葉を使う
身振り・手振りを活用する
実際にやって見せながら説明する

🌱 語彙を増やし、少しずつ成長することが大切です!

「伝わらない…」と悩んでいる方へ。

今日から実践できる方法を取り入れて、

少しずつコミュニケーションを向上させてみませんか?

あなたの言葉が、もっと伝わりやすくなることを願っています!

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