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「頑張ったから認められたい」 「努力を評価されたい」

そんな気持ちは、誰しも持つものです。しかし、
ASD(自閉スペクトラム症)当事者の方にとっては、
特にこの気持ちが強くなりやすい傾向があります。
- ルールや基準を重視するため、評価を受けることで安心する
- 人間関係の曖昧さが苦手で、明確なフィードバックが欲しい
- 幼少期から「適応」を求められ、褒められることを指標にしてきた
しかし、この考えに依存しすぎると、以下のような危険性が生じます。
- 他者評価に依存してしまう
- 本来の目的とは乖離してしまう
- 自身の気持ちや価値観がわからなくなる
このような状態になると、他人の期待に応えることばかり考えてしまい、
自分らしさを失ってしまいます。
ですが、安心してください。そこから抜け出す方法があります。
それは「自分で自分を褒める」ことです。
この記事では、ASD当事者の視点から、他人の評価に左右されず、
自分の人生を大切に生きる方法をお伝えします。
「褒められたい」と思い続けると、永遠に満たされない
「褒められたい」と思うこと自体は自然な感情です。しかし、
それが強くなりすぎると、他人に振り回される人生になってしまいます。
ASD当事者が「褒められたい」気持ちを強く持ちやすい理由
ASDの特性上「明確な基準」を求める傾向があり、
人からの評価を指標にしてしまうことがあります。
- 曖昧な評価が苦手
- 「頑張ったけど、認めてもらえない」がストレスになる
- 論理的に考える
- 「やった分だけ成果がほしい」と思い、評価を求める
- 過去の経験の蓄積
- 「褒められると安心する」経験が多いと、それに依存しがち
「褒められたい」が強すぎるとどうなる?
「褒められたい」という気持ちが強くなりすぎると、次のような問題が発生します。
- 周囲の意見に流される
- 本当にやりたいことが分からなくなる
- 失敗を極端に恐れる
- 失敗=評価されない、という考えが強くなる
- 燃え尽き症候群になる
- 「どれだけ頑張っても認められない」と感じる

私自身、ASD当事者として「褒められたい」気持ちにとらわれていた時期がありました。
大学時代は、周囲の期待に応えるためにただ努力し続けていました。しかし、
どれだけ頑張っても認められないと感じ、次第に無気力になっていきました。
「このままでは、自分がダメになってしまう」
そう気づいた時、私は考えを改めることにしました。
「自分で自分を褒める」習慣を作る
他人の評価に振り回されず、自分の人生を生きるためには
「自分で自分を認めること」が大切です。
ASD当事者におすすめの「3行ポジティブ日記」
「でも、それができれば苦労しないよ…」
そう思う人も多いかもしれません。そんな方におすすめしたいのが「3行ポジティブ日記」です。
これは、精神科医・樺沢紫苑先生が提唱する方法で、簡単に実践できます。

やり方
- その日にできたことを3つ書く
- できたことに対して「えらい!」「よくやった!」と自分を褒める
- ポジティブな気持ちで1日を終える
例(ASD当事者向けの具体例)
✅ 仕事で報告をうまくできた!えらい!
✅ 買い物に行けた!刺激が多くても耐えられた!
✅ 予定通りにルーチンをこなせた!すごい!
ポイントは「どんな小さなことでもOK」ということです。
- 人混みを避けて移動できた
- 音が苦手な場所で対策をして乗り切った
- 無理せず休めた
こうした些細なことでも構いません。
この習慣を続けることで、少しずつ「自分は自分のままでいいんだ」と思えるようになります。
以下に実際に書いたものを載せておりますので
気になる方はぜひ、覗いてみてください⬇️
「褒められたい」気持ちとうまく付き合うコツ
「褒められたい」という気持ちを完全になくすことはできません。しかし、
それとうまく付き合うことで、心が軽くなります。
「なぜ褒められたいのか?」を考える
「なぜ私は褒められたいのか?」と自分に問いかけてみましょう。
- 「努力を認めてほしい」
- それは自分で認めることもできる
- 「安心したい」
- 習慣やルールを整えると安心できる

SNSの「いいね」を気にしすぎない
SNSは承認欲求を刺激しやすいツールです。
「いいね」の数に振り回されるのではなく
「自分が楽しいから投稿する」と考えるようにしましょう。

「他人の評価がすべてではない」と意識する
他人の評価は変わります。しかし、自分で自分を認めることができれば、
他人の評価に左右されることはありません。
まとめ 〜「褒められたい」から自由になろう
ASD当事者として「褒められたい」と思うことは自然なことです。しかし、
それに依存しすぎると、自分を見失ってしまいます。
✅ 他人の評価ではなく、自分の気持ちを大切にする
✅ 「3行ポジティブ日記」で自己肯定感を育てる
✅ 「褒められたい」気持ちとうまく付き合う
あなたは、あなたのままで素晴らしい。
ぜひ、今日から「自分で自分を褒める」ことを始めてみてください!
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